昨日9月21日は私の誕生日で、30歳になりました。
この30歳という年齢が、私の外見や中身がどうであれ、社会的には
「あなたはもうピチピチな女の子ではありませんよ。」
「顔の肌荒れは、もうニキビではなく吹き出物ですよ。」
と言われているようで、正直、「もう30かあ。」と思うのはホンネである。
実際、5年前よりもシミや乾燥が気になるようになったし、今まで1本もなかった白髪を何本か見つけた日にはすごく落ち込む。
お酒が次の日に残りやすくなったし、筋トレをしないとすぐ太るようになった。
今まさに30代の壁に直面している。
他人の目は気にするなと言われても自分で気になるのだからしょうがない。
「いつまでも健康で若々しく!」なんて嘘っぽいサプリメントの広告は今なら買ってしまいそうだからなるべく目の届かないところにいてほしい。
内面はというと、いざ30歳になってみると、私が10代や20代前半のときに思い描いていたような30歳ではない。
もっと大人だと思っていた。
一番好きなお菓子は動物ビスケットです!んて絶対に言わないだろうし、
ごはんの前におやつを食べ過ぎて、ごはんが食べられなくなることもないだろうし、
猫に対して本気で怒って喧嘩しないだろうし、
要らないと分かっていながらイラストのかわいいブリキ缶を集めないだろうし、
落書きを書き溜めたりしないだろうし、
注射が怖くて病院に行かなかったりしないだろうし、
3000円の折りたたみ傘を選ぶのに2ヶ月かかった上にあまり使わないという失敗もしないと思っていた。
とにかく中身がまだ年齢に追い付いていない。セーラームーンの段階から成長していないのだ。
全体的に足りないことが多すぎるし、老いに対しての恐怖は確かにある。
でもこれでいいと思えるようになったのがちょっと大人になったことなのかもしれない。
「今までを振り返ってみてどうだった?」とみきおくんが訊いた。
「今が幸せだと思えるから、いい生き方をしてきたんだと思うよ。」と答えた。
「なんかの名言みたいだね。」と言われたが、割と本気で思っている。
20代はたくさん冒険をしたし、自分のやりたいことに忠実に、とことん自由に動いてきた。
30代はどうなるか分からないが、老いには断固抵抗しながらも、ふらりふらりといろんな困難をかわしながら気楽にいこうと思う。
コメント
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素敵な一年になりますように。そしてその素敵なことをたくさんブログの記事にしてくれますように、ひっそりと願っています。(笑)